1.はじめに
夏の間に発芽する種は限られており、また発芽しても冬が間もなく来ることから、成長が期待できない植物が多い。温暖化ともいわれるが霜にさえ当たらなければなんとか越冬できる品種もそれなりにある。屋内は難しいかもしれないが屋外温室でなんとかできそうなのが耐寒性5℃前後が境界と想定される。今回は熱帯フルーツパパイヤについて検討してみた。
2.実験方法
ドン・キホーテで購入したおつとめ品のパパイヤから種を採集した(2025/7/4)。表面のヌメリを丁寧に取って、そのまま、屋外の土に30粒程適当に埋め込んだ(2025/7/10)。土が乾かぬ程度に水やりを実行した。
Fig.1 パパイヤおつとめ品
3.実験結果
8/30頃から大量に発芽し、急速に成長し始めたため、間引いて一芽のみ残した(Fig. 2)。
Fig.2 発芽したパパイヤ
4.考察
発芽にかかる日数は約50日程度でやや長い期間を要するようであるが、発芽してからは朝顔のように成長が、早い。葉の形状は唐楓のように面白い形をしていた。