1.はじめに
どの花も美しいが、植物の数学的構造をみるとその美しさが一段と強く感じられる。今回は特に好きなひまわりが開花したのでその構造に着目する。
2.実験方法
昨年、薬局で購入したミニヒマワリの2年目である。昨年、猛暑の西側ベランダにまいて小さな花が数輪咲いたがそのまま放置したこぼれ種である。今年、GW頃から勝手にすくすくと成長している。
3.実験結果
6月の2週目頃から咲き始めた(Fig.1,Fig.2)。ところで、ヒマワリの間に奇妙な螺旋状の草花を発見した。ヒマワリの横に雑草とは異なる芽(Fig.3)だったので抜かず残しておいたが、調べたところネジバナというらしい(Fig.4)。過去、この種などは購入した記憶はなく、由来不明。
Fig.1 ヒマワリ1
Fig.2 ヒマワリ2
Fig.4 ネジバナ開花後
4.考察
ヒマワリの種の中心部はフィボナッチ数列と黄金比が関連するから美しいということらしい。137.5度でみっちり埋める無駄のないフィボナッチ数列が見える。こんな小さい花なのに美学がある。
ところで、ネジバナ。なぜこんなところに生えたのだろう?これはまた、数学的に美しい。野生の蘭だそうだ。確かに蘭のような感じの芽だった(Fig.3)。雑草の仲間のようで、どこからか飛んできた種かもしれないが、これはこれで凄く貴重な花に見える。このらせんも間違いなくフィボナッチ数列。美しく、個々の花が邪魔しないように密に並んだ結果と思う。二つの数学的な花が同時に見られて幸運だった。