1.はじめに
我が家の家紋は丸に桔梗である。桔梗は日本に自生しているが、今はほとんどが園芸種で、野生は絶滅危惧種なのだとか。桔梗というと、まずは、一休さんの桔梗屋さん、桔梗屋信玄餅、そして明智光秀の家紋、そして坂本龍馬の家紋ともいわれている。歴史にはいつも桔梗が関わってきた。まず、その美しさは、ペンタゴン的な数学美(Fig.1,2)。つぼみも花も、雌しべも雄しべもすべて★で五角形。ただし、今回取り上げるのは、八重桔梗である。この桔梗、「麒麟桔梗」と名付けられ思い切り、明智フリークがつけた名前である。しかし買う人の何人がその意味がわかるだろうか。日本史で日光東照宮と、明智光秀の天海説は最も日本史のミステリーで面白い部分だと思っている。個人的に小さい頃から明智フリークな自身としてはやはり手に入れたかった桔梗で、昨年末に探しだし、今年いよいよ麒麟がきた。
2.実験方法
昨年、メルカリで手に入れた桔梗である。花の終わりに購入し、葉は冬には枯れ、多年草であるため、根から今年は花をつけている。日当たりは夏至近くは、やや良の北側。水切れ注意のため、1日1回の自動散水である。
3.実験結果
八重桔梗の花をFig.4に示す。5角形が二重で非常に珍しい。
4.考察
八重というものだが、実際には二重だが、二重の極みである。坂本龍馬的な家紋ともいえる。その名称をつけて普及させた、創作者の歴史的知識に敬意を表したいと思う。これから夏の終わりにかけ、咲きほこってほしい。